サイト構築・運営

ウェブサイト(ホームページ)をつくる4番目の工程は、公開

この記事で解決出来る課題は、

  • ウェブサイト(ホームページ)ってどうやって公開すればいいか分からない
  • サーバー?やドメイン?がどのようなものかわからない
  • WordPressワードプレス?とサーバー?の関係性がよくわからない

初めて、ウェブサイト(ホームページ)の構築に取り組んだ時、制作の工程の次に行き詰まったのが、この“公開の工程”だった。

“サーバー”という言葉も“ドメイン”という言葉も知らなかったので、知り合いのエンジニアに教育指導してもらいながら何とか進めることが出来たが、途中何度も挫けそうになった。

このサーバーやドメインといった分野になると、これまでの工程とは少し違う部分があり、技術的な事柄が多く上手く進められない人も少なくない。

その最たる理由のひとつに、“テクノロジーの進化が早すぎる”ということがある。

サーバーやドメインの設定で行き詰まる

どういうことかと言うと、誰かのブログ記事を参考に、サーバーの契約、そしてサーバーの設定に取り組んでみたけど、ブログで紹介されている画面表示と実際の画面表示が違っていて、戸惑うということが少なくなかった。

つまり、ちゃんとしたサービスを提供しているサーバー業者さんは日々、サービスのアップデートに取り組んでいて、最新のテクノロジーなんかを導入している。それが、画面の見た目が違っているという原因で利用者に取っては良いことなんだけど、初心者に取っては戸惑いを生じさせる原因になっているというわけだ。

ウェブデザイナーでもつまづくサーバーの設定

ウェブ関係の仕事に携わる前は、ウェブサイト(ホームページ)をつくる人ってウェブデザイナーで、彼らは最初から最後まで全部出来ると思っていた。

だけど、実際の現場ではそうではなく、それぞれの得意分野で仕事の工程が振り分けられていた。

そんなウェブサイト(ホームページ)構築の現場でよく聞かされたのが、ウェブサイト(ホームページ)のデザインはウェブデザイナーという職業の人が右脳でやって、サーバーやWordPressなどのシステム設計は技術者という職業の人が左脳でやっているということだ。

もちろん、これは極論だということも理解しているが、実際、わたしの周りに居るウェブサイト(ホームページ)構築の現場で仕事をしているウェブデザイナーは、サーバーやWordPressなどのシステム設計が苦手で、逆に技術者はデザインが苦手な人が多かったので、そういったことも遠からず当たっているように思う。

だからこそ、分業が必要になわけだが、自身の手でウェブサイト(ホームページ)を構築しようと試みた場合は、補助ツールも多くあるので、上手に頭を切り替えて取り組んでいくことで、ウェブデザイナーの役割も、技術者の役割も担えるようになっておいて損はない。

そんな、ウェブサイト(ホームページ)の公開の手順を大まかに解説しておくので、ひとつひとつの詳細な手順については、必ず最新の情報をもとに取り組んでいただきたいと思う。

サーバーやドメインの工程を進めていける

ウェブサイト(ホームページ)の公開の手順

ウェブサイト(ホームページ)を公開して、多くの人が閲覧出来るようにするまでの工程は、大きく分けて5つある。

それが、次の5つだ。

この5つの工程を進めることで、あなたのウェブサイト(ホームページ)は一般公開されて、多くの訪問者を受け入れる準備が整う。

では、その5つの工程について順にお話を進めていこう。

1公開する場所(サーバー)を用意する

公開する場所(サーバー)を用意する

公開する場所(サーバー)というのは、ここでは “ ウェブサーバー ” のことで、“ウェブサーバー”とは、ウェブサイト(ホームページ)に関するデータを格納しておく場所を指す。 

それは、訪問者がスマートフォンやパソコンなどであなたのウェブサイト(ホームページ)にアクセスした時に、表示させるデータ(画像など)を送り返す機能を持っていて、その結果、ウェブサイト(ホームページ)が表示されるという仕組みだ。

公開する場所(サーバー)は、自前で用意することも出来るし、1台まるまるレンタルすることも出来るが、事業活動で集客に使うウェブサイト(ホームページ)を公開するのであれば、月額1,000円程度で高性能なサーバーの一部分をレンタルすることが出来るので、まずはサーバーの一部分のレンタルから始めるのが最適だ。

2公開する住所(ドメイン)を用意する

公開する住所(ドメイン)を用意する

公開する住所(ドメイン)とは、言わば、インターネット上の住所のこと。

これから公開するウェブサイト(ホームページ)がどこにあるか?を判別するための情報で、元々はIPアドレスという数字の羅列で表示されていたものを人間に取って理解しやすい形式に変換したものだ。

このサイトで言えば、https://itw.jp/の“itw.jp”というのがドメインということになる。

3公開する場所(サーバー)にWordPressを設置設定する

公開する場所(サーバー)にWordPressを設置設定する

WordPressワードプレスを簡単に解説すると、ウェブサイト(ホームページ)構築の技術を持たない人でも、ウェブサイト(ホームページ)構築、管理、記事投稿、各種プログラムの導入などが出来て、ウェブサイト(ホームページ)運営に取り組める優れたアイテムということになる。

公開する場所(サーバー)の中に設置設定するソフトウェアで、以前はその設置設定も複雑だったが、いまは簡単に設置設定出来るレンタルサーバーも増えている。

4制作した素材をWordPressの中に組み込む

制作した素材をWordPressの中に組み込む

制作した素材をWordPressの中に組み込むというのは、制作の工程で仕上げたコンテンツを公開する場所(サーバー)の中に設置設定したWordPressのページに配置していくということになる。

これは制作の工程で、“下書き用”のWordPressの中に置いていたものを実際に公開するWordPressに転記することで、用意した公開する住所(ドメイン)での表示が可能になる。

素材をWordPressの中に組み込んだ後は、SEOやサムネイル画像の設定などを行い、一般公開する。

5公開したページのチェック

公開したページのチェック

公開したウェブサイト(ホームページ)を実際の訪問者と同じ視点で見て、リンクは意図した通りのページに飛んでいるか?画像は問題なく表示されているか?といった細々としたチェックを行う。

インターネット上で色々なウェブサイト(ホームページ)を見ていると、リンクが切れているもの、画像が表示されていないものをよく目にする。

ウェブサイト(ホームページ)の構築はどれだけ慎重に進めていても、思わぬところが抜けていたりする。だからこそ、公開後のチェックは欠かせない。

ウェブサイト(ホームページ)は公開したその後の運営が一番重要

ウェブサイト(ホームページ)は公開したその後が一番重要

苦労して作り上げたウェブサイト(ホームページ)でも、公開した後でほったらかしにしているケースが少なくない。

完成形だけを見ていると、ウェブサイト(ホームページ)って簡単に作れるのでは?と勘違いしてしまう。それは、便利なツールも豊富に揃っているいまは、特にそう思うことも少なくない。

だけど、ウェブサイト(ホームページ)をつくる工程の大半を費やすのは実際の制作や公開の工程ではなく、企画、設計の工程であり、ブレない目的を定めて、ターゲットを選定して目標や手段を設定するには、思考を重ねなくてなならない。

更に設計の工程でも、サイトマップやワイヤーフレームの作成には手こずることも多く、何度も何度もやり直しを強いられることだって少なくない。

こうした、手間と時間がかかる企画や設計の工程を経て、制作、公開したウェブサイト(ホームページ)だからこそ、そこから先、しっかり運営していくことでそれまでの苦労が報われる。

ウェブサイト(ホームページ)をつくる“目的”がどんなものにしろ、一番大切なのはこれから着手していく“運営”であることに間違いはないと思う。

だからこそ、“公開の工程”では、ちゃんとしたサーバーを用意して、しっかりしたWordPressワードプレスの構造をつくり、ウェブサイト(ホームページ)の運営に取り組んでいくことが求められる。

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