「SSLサーバー証明書 更新未完了」のメールが届いたら?まず確認することと自分でできる対処方法
レンタルサーバーを利用していると、ときどき 「SSLサーバー証明書 更新未完了のお知らせ」 というメールが届くことがあります。
「SSL」「サーバー証明書」「更新未完了」といった言葉が並んでいるため、 何か重大なトラブルが起きているように感じるかもしれません。
ただし、このメールが届いたからといって、 すぐにDNSやサーバーの設定を変更する必要があるとは限りません。
まず最初に
いきなり設定を変更せず、まずSSLの現在の状態を確認してください。
自動更新に一度失敗していても、その後の再試行で更新される場合があります。 まず状況確認、その次に必要であれば手動更新、という順番で進めます。
このメールは何を意味している?
WebサイトのURLが、
https://example.com/
のように
https://
から始まっている場合、SSLサーバー証明書が利用されています。
SSLサーバー証明書には有効期限があり、 一般的なレンタルサーバーでは自動更新される仕組みになっています。
今回のようなメールは、その自動更新をサーバー側で試したものの、 その時点では正常に更新を完了できなかった ことを知らせるものです。
実際のメールに書かれていた内容
- SSLサーバー証明書の自動更新を実施した
- 今回は正常に完了できなかった
- 後日、再度自動更新を実施する
- 急ぐ場合はサーバーパネルから手動更新を試せる
つまり、 「更新未完了」というメールが届いた時点で、すぐにWebサイトが使えなくなるという意味ではありません。
ただし、その後も更新できない状態が続くのであれば、 原因を確認する必要があります。
1. 安全に確認できる操作
まずは現在のSSL設定を確認します
最初から設定を変更する必要はありません。
まず、レンタルサーバーの管理画面を開いて、 対象ドメインのSSLが現在どのような状態になっているか を確認します。
サーバーパネルへログインする
いつも利用しているレンタルサーバーの管理画面へログインします。
今回のサンプルはシンレンタルサーバーですが、 他社でも「SSL設定」「SSL証明書」など、似た名称の設定項目があります。
「SSL設定」を開く
シンレンタルサーバーの場合は、 サーバーパネルからSSL設定を開きます。
メールに記載されたドメインを確認する
メール本文には、更新できなかったSSL証明書の 対象ドメイン が記載されています。
別のドメインを操作しないよう、 メールに記載されたURLと管理画面の対象ドメインが一致しているか確認してください。
現在のSSLの状態を確認する
SSLが現在有効になっているか、 更新操作が必要な状態になっているかを確認します。
この段階では、 DNSやネームサーバーなどは変更しません。
ここまでは「確認するだけ」です
管理画面へログインして、 SSLの現在の状態を見るところまでは、 設定そのものを変更する作業ではありません。
まずは、 「本当にまだ更新できていないのか」 を確認することから始めます。
2. 自分で対応してよい設定変更
まだ更新されていなければ、手動更新を試します
現在のSSL設定を確認してもまだ更新が完了していない場合は、 サーバーパネルから SSL証明書の手動更新 を試します。
実際に届いたシンレンタルサーバーのメールでも、 急ぐ場合はサーバーパネルの 「SSL設定の一覧」から「更新」を試す よう案内されています。
シンレンタルサーバーでの基本的な流れ
- サーバーパネルへログインする
- 「SSL設定」を開く
- 対象ドメインを確認する
- SSL証明書の「更新」を実行する
- 更新結果を確認する
更新後は、実際のWebサイトも確認する
更新操作が正常に完了したら、 管理画面だけを見て終わりにせず、 実際のWebサイトをブラウザで開いてください。
普段利用している
https://
のURLからアクセスし、
Webサイトが正常に表示されるか確認します。
確認するポイント
- Webサイトが通常どおり表示される
- HTTPSのURLでアクセスできる
- 別のページへ意図せず転送されていない
- ブラウザで証明書に関する警告が表示されていない
手動更新しても、また失敗する場合
ここからは少し注意が必要です。
今回のメールでは、 SSL証明書の更新が繰り返し失敗する原因として、 いくつかの設定が挙げられています。
01
ネームサーバー
対象ドメインが、 SSLを発行しようとしているレンタルサーバーを参照していない可能性があります。
02
DNSレコード
AレコードなどのDNS情報が、 別のサーバーを参照している可能性があります。
03
リダイレクト
Webサイトで設定されている自動転送によって、 SSL証明書の更新確認が正常に行えない場合があります。
04
.htaccess
.htaccess
に記述された転送設定などが影響している可能性があります。
3. ここから先は触らず専門家へ相談した方がよいライン
DNSやネームサーバーの変更が必要になったら、一度止まってください
メールには、
更新が繰り返し失敗する場合の対処方法として、
DNSやネームサーバー、
.htaccess
などの変更方法も案内されています。
ただし、 ここはSSLの手動更新とはまったく違う作業です。
次の言葉が出てきて、意味が分からなければ操作を止めてください
- ネームサーバー
- DNSレコード
- Aレコード
- CNAME
- .htaccess
- 301リダイレクト
- サイト転送
これらの設定は、SSLだけに関係しているものではありません。
変更内容を間違えると、 Webサイトそのものへアクセスできなくなる可能性があります。
また、メールや他のサービスが同じドメインを利用している場合は、 Webサイト以外にも影響する可能性があります。
この状態なら、ここで止める
- どのネームサーバーが正しいのか分からない
- 現在のDNSレコードの意味が分からない
- なぜリダイレクトが設定されているのか分からない
- .htaccessを開いたが内容が理解できない
- Webサイトの移転やサーバー変更を過去に行っている
- 手動更新を何度試しても失敗する
この段階からは、原因を確認せずに設定を変更しない方が安全です。
「更新未完了」と書いてあっても、順番に確認すれば大丈夫です
サーバー会社から 「重要」「更新未完了」 というメールが届くと、 すぐに何かを変更しなければいけないように感じます。
しかし今回のようなSSL更新のメールでは、 まず現在の状態を確認することが大切です。
まず確認
サーバーパネルを開き、 SSLが現在どうなっているか確認する。
まだ未更新なら手動更新
サーバーパネルからSSL証明書の更新を試す。
それでも失敗するなら原因確認
DNSやネームサーバーなどの確認が必要になるため、 分からなければ無理に変更しない。
まとめ
「SSLサーバー証明書 更新未完了」のメールが届いたときに、
最初からDNSや
.htaccess
を変更する必要はありません。
覚えておきたい3つ
- まず現在のSSL設定を確認する
- まだ更新されていなければ手動更新を試す
- 手動更新まで失敗したら、原因を確認せず設定を変更しない
サーバー会社から届くメールには専門用語がたくさん書かれていますが、 メールに書かれている操作をすべて行う必要があるとは限りません。
「確認するところ」と「設定を変更するところ」を分けて考える と、必要以上に怖がらずに対応しやすくなります。
この記事について
この記事は、実際にレンタルサーバー会社から届いた 「無料独自SSL SSLサーバー証明書 更新未完了のお知らせ」 をもとに、一般のWebサイト運営者が判断しやすいよう整理したものです。
管理画面の名称や操作方法はレンタルサーバー会社やサービスの仕様変更によって異なる場合があります。 実際に操作する際は、ご利用中のレンタルサーバー会社の最新マニュアルもあわせて確認してください。