WindowsPC新規セットアップ

購入したばかりのパソコンを快適に使うための最初の一歩

ここで解決出来ることor新しく身に付くスキル

  1. 購入したばかりのパソコンを快適に使う
  2. リフレッシュしたばかりのパソコンを快適に使う
  3. パソコンを使っている時に発生するエラーを出来るだけ回避する

購入したばかりのパソコンを快適に使う

期設定を正しく行うこと”でパソコン本来の性能を引き出して快適に使うことが出来ます。

購入時のまま起動して、何もカスタマイズしなくてもパソコンを使用することは可能ですが、購入時のままだと不要なアプリケーションが裏側で動いていたりして、本来使えるはずのメモリが使えなくて動作が遅くなったりといったことがあるので、初期設定はしっかり行っておきましょう。

リフレッシュしたばかりのパソコンを快適に使う

フレッシュというのは、パソコンを工場出荷時の状態に戻すこと”で、半年に1回程度実施することが推奨されている作業で、パソコン内部のシステムを購入時の状態に戻すことで、購入後にインストールしたアプリケーションや様々な変更をリセットすることです。

パソコンをリフレッシュすることで、パソコン内部に溜まっている不要なデータを一掃することが出来て、購入時のクリーンな状態になりますが、インストールしたアプリケーションや加えた設定などもリセットされるため、再度初期設定を行う必要があります。

パソコンを使っている時に発生するエラーを出来るだけ回避する

常使用している過程で様々なエラーが発生すること”はどんなに慎重に使用していても、インストールしたアプリケーションなどの影響で避けられません。

でも、的確な初期設定を行っておくことで、可能な限りエラーを回避することが出来ます。

パソコンの電源を入れたら最初に取り組むこと

これから行うことは、早ければ30分程度で完了しますが、状況によっては1時間以上かかる場合もありますが、そのほとんどは待機時間になります。

ノートパソコンの場合、必ず電源供給をバッテリーからではなく、コンセントに差し込んで供給するようにしてください。

なぜなら、セットアップの途中で電源が落ちてしまうと、パソコンが使えなくなるケースがあるので、ご注意下さい。

ここで取り組むことを一言で言えば、

パソコンの性能を最大限発揮してエラー無く快適に使えるようするためにシステムの状態を最新にしておくこと

ということになります。

電源入れてシステムを最新の状態にアップデート

手順は簡単で大きく分けると次の2工程になります。

  1. 国やキーボード、名称などの設定を行う。
  2. システムを最新の状態にアップデートする

たった、これだけです。

下記に詳しい手順を図解して注釈付きで解説していますので参照しながら、取り組んでみてください。

なお、これは免責ですが、Windowsのシステムやインターフェイス(見た目)は頻繁にアップデートされているため、解説している画面や項目と実際の画面や項目が違っている場合がありますことをご了承ください。

詳しい手順

1電源を入れて〝日本語〟を選択

〝日本語〟を選択して、〝はい〟で進んでください。ここでは、普段お使いになる言語を選択します。

電源を入れて〝日本語〟を選択

なお、機種によってはこの項目が表示されない場合があります。その場合は、次の工程から着手してください。

2〝日本〟を選択

ここは、居住されている国を選択します。日本国に居住されているのであれば、〝日本〟を選択します。

〝日本〟を選択

3キーボードのレイアウトを選択

デフォルトで〝Microsoft IME〟が選択されていますので、そのまま〝はい〟で進んでください。

キーボードのレイアウトを選択

42つ目のキーボードレイアウトの追加

〝キーボードレイアウト〟、〝キー配列〟、例えば英語のキー配列を追加する場合などはここで設定しますが、通常では使用する機会は少ないので、ここは〝スキップ〟を選択して飛ばします。

なお、〝キーボードレイアウト〟は後からでも設定出来ます。

2つ目のキーボードレイアウトの追加

5アップデートの確認中

パソコンがインターネットに繋がっている状態(LANケーブルが刺さっている状態)であれば、このタイミングでアップデートを確認してくれます。

アップデートの確認中

〝パソコンがインターネットに繋がっていない状態の場合はネットワークに接続しましょう〟と表示されて、Wi-Fi接続のアナウンスが表示されますので、Wi-Fiに接続するかあるいは、LANケーブルを繋げてください。

6ライセンス契約の確認

Windowsを使用するためにはMicrosoft社のライセンスに同意をする必要があるので、〝同意〟を選択して次に進みます。

ライセンス契約の確認

7デバイスに名前を付ける

〝デバイス〟というの、パソコンやiPadなどの機器類のことで、ここでは、このパソコンの名前を付けます。

会社で使う場合は、一定のルールを決めて名前を付けておかないと後で混乱するため、適当な名前は避けましょう。

ここでは、セットアップ(setup)を略して〝st〟の後にセットアップを行った日付を名前として付けています。

例えば、2024年06月13日にセットアップした場合は、〝st20240613〟という名前にします。

こうしておくことで、パソコンがいつセットアップされたのか?が分かりやすくメンテナンスのタイミングも計りやすいので便利かと。

デバイスに名前を付ける

8お待ち下さい

システムに設定が反映されるのを待ちます。

お待ち下さい

9待機中

この待機中に表示されるロゴは、パソコンのメーカーやブランドによって様々です。

ちなみに、こちらarrow_downwardのロゴは、hp社のOMENというゲーミングPCシリーズのロゴです。

hp社のOMENというゲーミングPCシリーズのロゴ

こちらは同じhp社の一般的なパソコンのロゴマークです。

hp社の一般的なパソコンのロゴマーク

10デバイスの設定目的

会社で使う場合は、〝職場または学校用に設定する〟を選択して、〝次へ〟で進みます。〝職場または学校用に設定する〟で会社のネットワークに接続しやすくなります。

デバイスの設定目的

11Microsoftのサインイン

ここでは、Microsoftのサインインを求められますが、Microsoftアカウントでのサインインはしないで、代わりに〝サインインオプション〟を選択します。

ちなみに、これが出来るのは、〝Windows11Pro〟で、〝Windows11Home〟の場合はMicrosoftアカウントでのサインインをしなければ、セットアップが先に進まないので、Windows11Homeの場合は、Microsoftアカウントでのサインインをします。

Microsoftのサインイン

12ドメインに参加する

〝代わりにドメインに参加する〟を選択してクリックします。

ドメインに参加する

13デバイスを使う人の名前

このデバイスを使うあなたの名前をアルファベットで入力しておきます。

特定の人が使うわけではない場合は、会社名をアルファベットで入力しておきます。

デバイスを使う人の名前

ちなみに、手順⑦では〝デバイスに名前を付けました。〟今回の手順では、デバイスを使うユーザー名を入力します。この時、同じ会社で使うからといって同じ名前にすることは出来ませんのでご注意ください。

14パスワードの作成

パスワードは作成せず空欄のままで〝次へ〟をクリックして進みます。

パスワードは後からでも作成可能ですので、パスワード設定が必要な場合は後から設定しましょう。

なぜなら、これから初期設定を行っていくにあたってパスワードを設定してしまうと、いちいちパスワードを入力しないと先に進まずに、手間が増えるからです。

パスワードの作成

15デバイスのプライバシー設定の選択

ここは、位置情報のみ〝はい〟に設定しておくのが無難です。

デバイスのプライバシー設定は後からでも変更出来るのでここでは、〝位置情報〟のみ〝はい〟で次に進めます。

設定を進めているのがノートパソコンで、頻繁に持ち歩いて外で使う場合は、〝デバイスの検索〟も〝はい〟にしておきます。

デバイスのプライバシー設定の選択

16こんにちは

これで、Windowsを起動するための最初の設定が完了しました。

こんにちは

17準備中

〝準備中〟というのは、ここまでであなたが設定した内容をシステムに反映しているのでその準備中ということです。

準備中

18これには数分かかる

購入したパソコンの性能にもよりますが、5分程度から20分程度かかる場合もありますので、珈琲など淹れながら気長に待ちましょう。

これには数分かかる

19PC(パソコン)をコンセントに接続

途中でPC(パソコン)の電源が落ちてしまうと、PC(パソコン)が使えなくなる(起動しなくなる)恐れがあります。もし、そうなったら、初期設定も出来ないので、BIOSの画面でのリフレッシュ作業からやり直しになります。

PC(パソコン)をコンセントに接続

20もう少しで完了

この表記が出たら、80%完了しています。

もう少しで完了

21Windowsスタートボタン

無事にパソコンのWindowsの画面に辿り着きました。

ここからパソコンのシステムを最新の状態にしていきます。まず、〝Windowsのスタートボタン〟をクリックします。

Windowsスタートボタン

22設定

Windowsのメニュー画面が開いたら〝設定〟をクリックします。

設定

23Windows Update

Windows Updateを選択、クリックします。

Windows Update

24更新プログラムのチェック

更新プログラムのチェックをクリックして、プログラムの更新がないかを確認します。

稀に初めて更新プログラムのチェックをかけると、〝更新プログラム無し〟や〝最新の状態です〟と表示されるケースがありますが、そんなわけないので、何度か更新プログラムのチェックをかけてください。また、初めての更新プログラムのチェックは長いときでは5分〜10分程度かかる場合もあります。

更新プログラムのチェック

25利用可能な更新プログラム

利用可能な更新プログラムがあれば、一覧で表示されて、自動的にダウンロードが始まります。

ここでは、ダウンロードが終わるのをしばし待ちます。

どれくらい待つのか?は、プログラムの更新状態によって変わりますが、10分〜20分かかる場合もあります。

ダウンロード&インストールがある程度進むと、ダウンロード中やインストール中の表示が〝再起動の保留中〟という表示に変わるので、表示が変わったら設定の画面を閉じます。

利用可能な更新プログラム

26Windowsのスタートボタン

Windowsのスタートボタンをクリックします。

Windowsのスタートボタン

27更新して…

電源ボタンのところに、更新して…という項目が追加されていたら、更新して再起動をクリックして先に進めます。

更新して…

28再起動

再起動が始まります。

再起動

29更新が進行中

今回の再起動はシステムの更新を行っているので、通常の再起動よりも時間がかかりますが、絶対に途中で電源ボタンを押したり、プラグからコードを引き抜いたりしないでください。そんなことをすると、パソコンが起動しなくなります。

更新が進行中

3015%完了

進行の途中経過を示す〝◯◯%完了〟と表示されますので、100%になるまで待ちます。

15%完了

31100%完了

〝100%完了〟と表示されても特に何もしないでそのまま待ちましょう。

100%完了

32再起動中

更に〝再起動〟が始まります。

再起動中

33再起動中にブランドのロゴ

この時に表示されるロゴは、メーカーや、パソコンのブランドによって様々です。

再起動中にブランドのロゴ

34待機

今回のシステムを最新の状態にする作業のほとんどは、〝待機〟です。気長に待ちましょう。

待機

35再起動後の67%完了

何度もお伝えしていますが、絶対に途中で電源切ったり、コードを抜いたりしないでください。マジでパソコンが起動しなくなります。

再起動後の67%完了

36再起動後の100%完了

これで、システムが最新の状態にアップデートされました。

再起動後の100%完了

37ユーザーの名前の表示

システムがアップデートされた状態で新たにWindowsが起動します。

ユーザーの名前の表示

38システムがアップデートされた状態

システムがアップデートされた状態で新しくWindowsが起動しました。

状況によっては1度目のプログラムの更新が終わると、次の更新が待っているケースがあります。

ですので、021の工程に戻って再度、WindowsのUpdateが存在しないかどうか?を確かめてください。

システムがアップデートされた状態

〝021の工程〟に戻って、WindowsのUpdateが存在する場合は、そこから再度、038まで工程を進めてください。

では、どのような場合に次の更新があるのか?というと、購入したパソコンが工場から出荷された後でWindowsの大型アップデートが行われた場合などです。そして、Windowsの大型アップデートは頻繁に行われているのでまず、次の更新が存在するものとお考えください。

Windowsの大型アップデートが行われると、段階を経てアップデートを行うように設定されるケースが多いので根気よくシステムを最新の状態にしておいてください。

まとめ

購入したばかりの新品のパソコンやリフレッシュ作業を終えた工場出荷時に戻ったパソコンをエラーを避けて快適に使うためには、初期設定が肝心だということです。

購入したばかりのパソコンを快適に使う

電源を入れて、適当に設定してもパソコンって動きますが、本来の性能が半分しか出ていなかったりして、せっかく高性能のパソコンを買ったのに動作が遅い、重いということになってしまいます。

なので、ここで解説している初期設定を確実に行うことが重要です。

リフレッシュしたばかりのパソコンを快適に使う

〝パソコンのリフレッシュ〟というのは、パソコンを工場出荷時の状態に戻すことなので、それは購入時と同じ状態になります。

そのため、この場合でも適切な初期設定が欠かせません。

パソコンを使っている時に発生するエラーを出来るだけ回避する

例えば、パソコンのシステムがアップデートされていない状態でもパソコンって動きますが、ウイルスやマルウェアといったパソコンに害を及ぼすようなプログラムに感染しやすくなったり、システムが不安定になり頻繁に再起動を繰り返したりといった症状がおきます。

こうした点からも、適切な初期設定を行うことが求められます。

  • この記事を書いた人
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川村 みきを

アメリカで暮らしていた時に〝パソコンとインターネット〟に触れて、
帰国後の1997年にプログラマーの仕事に従事。

その後、人材派遣会社で〝IT人材の派遣事業〟を立ち上げ、その事業運営に従事。

その後、新規事業プランを携えウェブ系の企業にてプランを事業化。2007年に独立。

〝ウェブサイト制作〟、〝映像コンテンツ制作〟の事業を経て、今は、

〝事業者のテクニカルサポート〟

〝オンライン講座の企画運営〟

で、事業活動をデジタルの側面からサポートしています。

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